古志原の家

よい意味で「普通の家」になって欲しいと思いました。
総2階の身舎(もや)に水廻りや玄関などの下屋(げや)がとりつく、シンメトリーの整った構成です。
外観を特徴づける大きな凹みを持ち、その部分はテラスであり、軒下の縁側のように内と外を結ぶ場所になりました。

用途:住宅
2021年10月
場所:島根県松江市




中央の2階建て部分に下屋が左右対称に取りつく外観になりました。白い外壁、木部、シルバーの屋根の組み合わせ。







外観を特徴づける大きな凹みはダイニングや和室に面したテラスです。軒下の縁側のような場所。







玄関は木製建具。天井、壁、床が内と外をつなげるようにガラス越しに連続します。玄関の天井は少し低くしてあげるとひとを招き入れるような親密さが生まれますね。













右手にテラス。ダイニングと畳の部屋は天井いっぱいの高さの引き込み建具で仕切ることができます。







階段の手すりも大工さんにつくってもらいました。既製品には無い親しみがあります。
(撮影 宇田川孝浩)






大きな凹み。ダイニングや和室に面したテラス。







ひとを招き入れる玄関。外と内を連続する天井と壁。






(撮影 宇田川孝浩)


写真撮影  岡田泰治(特記あるものを除く)