八川の家 / 畳cafe

雪深い土地に構える家なので、大きな屋根を架けわたしました。
屋根を支える軸組に必要に応じて壁や建具が取付られました。
間仕切りを兼ねた建具は引込戸とし、座敷は個別の部屋になったり、続き間になったり、使い方に応じて変化します。
一部はお店として使うこともでき、おおらかで地域に開かれた場を待つ住まいになりました。
それは、かつての農家や町屋が地域との関係で成り立っていたことを思い出させてくれます。
この計画を任せていただいた施主、一緒につくってくれた職人さんに感謝いたします。


畳カフェ web

用途:専用住宅
構造規模:木造2階建
2016年8月
場所:島根県奥出雲町














































建具を閉めた状態。(この写真のみ撮影 友塚昭二さん)



















造り付け(家具工事)のキッチン。シナベニヤで統一されています。引出や扉の取手は堅木でアクセントに。メーカー品には無い素朴さと親しみ、そして建築との親和性があります。





























































(この写真のみ撮影 宇田川)

写真撮影  Home studio Esperanza 大野写真事務所 大野 主税







竣工後の様子を伝える記事。(山陰中央新報 りびえ~る)







竣工後 畳カフェの様子(撮影 小畑 絢子さん)