三沢の家 / 古民家オフィスみらいと奥出雲(リノベーション)

三沢の集落は蔭凉寺が通りを見下ろし、三沢神社が背に構え、かつての宿場町の面影を今に残しています。本計画は、この三沢の旧街道沿いに建つ空き家となった大柄な民家を事務所(シェアオフィス・コワーキングスペース)として活用する為の改修工事です。住宅から事務所へと用途が変わるわけですが、日本の民家には現代の住宅のように部屋ごとの用途が決められていないおおらかさがあり、新しいプログラムにも柔軟に対応できることを改めて知る機会にもなりました。
裏と表にそれぞれ8帖の座敷が三間続き、それぞれシェアオフィスとコワーキングスペースになりました。座敷は三方に広縁を廻し、庭に面しています。結果的にどのオフィスも広縁を介して庭につながりました。 そして残りの一方に土間(トオリニワ)があります。土間の一部にキッチンなど水廻りが設えられ、そして大きなテーブルが置かれました。 土間はまちとつながる場所であり、地元三沢の人々とオフィスの利用者が交わる場所として、またキッチンやテーブルを共有することでオフィスの利用者が交流できる、この建物の核のような場所になりました。

用途:事務所
構造規模:木造2階建
2018年5月
場所:島根県奥出雲町




(撮影 宇田川孝浩)













土間(トオリニワ)







土間はまちとつながる場所です。大きなテーブルが置かれ、この建物の核のような場所になりました。













新設された水廻り。土間を介して通りを望む。

























コワーキングスペース。




















シェアオフィス。

























2階の部屋は打合せスペースとして。













写真撮影  岡田泰治(特記あるものを除く)